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Never be a person with one-track mind.

 

 1つの システム が 「構造の妥当性」 と 「値の真理性」 を実現しているならば、システム の アルゴリズム が エレガント かどうかという点は、私にとって、興味の対象ではない。たとえ、正しい アルゴリズム が、当初、ゴテゴテ していても、使われているうちに、整えられて エレガント になると私は考えます。

 アルゴリズム の 「エレガント さ」 を大切にする エンジニア もいますが、私は、エンジニア として、アルゴリズム の 「エレガント さ」 よりも、アルゴリズム の 「有効性 (合目的性)」 を第一義に考えます。それ (有効性、合目的性) は、「制限された合理性」 として、さまざまな可能態のなかから、1つの ソリューション を選ぶ動因でしょう。

 「しかたがない (we have no choice [ alternative ]) という言いかたを、私は エンジニア として毛嫌いしています。さまざまな可能態を リスト できる力 (ちから) こそ、システム・エンジニア の本領ではないでしょうか。

 
 (2006年10月16日)

 

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