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When love comes in, good-by to reason.

 

 三島由紀夫 氏は、かれの著作 「小説家の休暇」 の中で、ギルバアト・マレイ 氏の著作 「希臘宗教発展の五段階」 から以下の文を引用しています。

    「総ゆる古代思想の大きな弱点は、──ソォクラテェス 的思想もその例外では
     ない──、客観的実験に訴へずして或る主観的な適合感に訴へた事にある
     とは、既に ツェラァ の述べた至言である。」 (第四章)

 「主観的な適合感」 という言いかたは、言えて妙ですね。私は この文を読んで──「主観的な適合感」 という語を目にして──、システム・エンジニア たちが (「現状分析」 と称して) 粗雑な DFD や粗末な ERD を描いている様を思い浮かべました。じぶんが直ぐに理解できる程度のおおまかな概念図を描いていれば不安を感じないでいられるのは確かでしょうね。しかし、それは、「システム」 を観る目ではないことも確かでしょう。

 
 (2008年12月16日)

 

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