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Easily joined, easily separated.

 

 ショーヘ゜ンハウェル が著した 「針 ネス゛ミ の寓話」 を知っていますか。 二匹の針 ネス゛ミ が、寒いので互いを温め合おうとして体を寄せると、 針が互いに刺さって痛くて離れる。ところが、離れると、やはり寒い ので、また寄り添う。そして、再び、互いに刺し合う....。

 あなたは、相手のなかに、いったい、なにを 「理解」 したいのですか。 「理解」 とは夢想に過ぎないのではないでしょうか。たとえば、友情・恋愛は 「美しい誤解」 ではないでしょうか。そして、その誤解こそが、生活の誠実さ を語るように、私には思われるのです。なぜなら、「信じるしかない」 と いうほかにないから。
 恋人の魅力を 「精確に」 語るひとを私は信頼しない。

 
 (2006年 4月 1日)


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