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A tale never loses in the telling.

 

 作品--それが、たとえ、美しい アルゴリズム であれ--、かならず、時のながれのなかで風化する。

 エンジニア は、アルゴリズム の美しさなど、実用上、賛美されることがないと思いながら、しかし、美しい アルゴリズム を作ることには まんざらでもないである。思考するひとは、かならず、どこかで気取っている。

 この 「気取り」 を削ぎ落とす壮絶な戦いが、ウィトゲンシュタイン の後期哲学であったように思われる。

 
 (2006年 7月23日)


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