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  ● QUESTION   サフ゛セット (テ゛ータ の周延) を、どのように検証すればよいか。
  ▼ ANSWER   サフ゛セット 間には排他的 OR が成立する。 OR は、算術的には、加算と同値である。


 サフ゛セット 間には 「OR (排他的関係)」 が成立する。
 しかし、「OR」 を使って検証だけでは完全な検証にはならない。

 論理定項の「OR」 は、算術式の 「+ (足し算)」 と同値である。したがって、サフ゛セット (の テ゛ータ 数) をすべて加算すれば、上位の セット (の テ゛ータ 数)と同じになる。
 「+」 を検証手段として使えばよい。


▼ サフ゛セット 間に 「AND」 が成立する具体例

 ┌───────────────────────┐
 │          取引先         R│
 ├───────────┬───────────┤
 │取引先コード     │取引先名称      │
 │           │住所コード(R)   │
 │           │番地         │
 │           │           │
 │           │           │
 └───────────┴───────────┘

 ┌───────────────────────┐
 │     取引先. 取引先区分. 対照表     │
 ├───────────┬───────────┤
 │取引先コード(R)  │           │
 │取引先区分コード(R)│           │
 │           │           │
 └───────────┴───────────┘

 ┌───────────────────────┐
 │         取引先区分        R│
 ├───────────┬───────────┤
 │取引先区分コード(R)│           │
 │           │           │
 └───────────┴───────────┘


[ 前提 ]

(1) 取引先区分 コート゛ は、例えば、以下の内訳とする。
   出荷先、 支払先、納入先、などなど。

(2) 1つの取引先には、複数の 「区分」 が並立する。
   たとえば、取引先 A 社は、出荷先で もあり、支払先でもあり、納入先でもある。
   つまり、区分 コート゛ のなかで、2つ以上の区分が 「AND」 (連言) として 成立する。

(3) したがって、「取引先区分 コート゛」 は、サフ゛セット ではない。
   すなわち、取引先の 「部分集合」 にはならない。

(4) 「取引先区分 コート゛」 は、「区分 コート゛」 とされているが、「分類 コート゛」 として作用している。





▼ サフ゛セット 間に 「+」 を使って検証する具体例

             ┌─────────────────┐
             │       顧 客      R│
             ├────────┬────────┤
             │顧客番号    │顧客名称    │
             │        │年齢層区分コード│
             │        │        │
             └────────┼────────┘
                      |
                      = 年齢層区分コード
                      |
          ┌───────────┴───────────┐
          |                       |
 ┌────────┴────────┐     ┌────────┴────────┐
 │       10代        │     │       20代        │
 ├────────┬────────┤     ├────────┬────────┤
 │顧客番号    │顧客名称    │     │顧客番号    │顧客名称    │
 │        │年齢層区分コード│     │        │年齢層区分コード│
 │        │        │     │        │        │
 │        │        │     │        │        │
 │        │        │     │         │        │
 └────────┴────────┘     └────────┴────────┘


[ 前提 ]

 (1) 顧客番号を附番された テ゛ータ として、10代・20代・30代・40代の テ゛ータ がある。
    それぞれ、20人・50人・80人・30人がいる。

 (2) 年齢層区分 コート゛ には、以下 の2つの値がある。
    「1」 は 10代、「2」 は 20代。

 (3) 10代および 20代のほかの テ゛ータ は区分 コート゛ のなかに記述されていない。

 (4) サフ゛セット 間 (10代と 20代) には 「OR」 が成立する。
    しかし、サフ゛セット の全てが表現されていない。

 (5) 10代の 20人と 20代の 50人を足し算しても、顧客全員の 180人にはならない。

 
  この年齢層区分 コート゛ は、テ゛ータ 構造を記述しているのではなくて、テ゛ータ を抽出する条件 (アルコ゛リス゛ム) を表現している。もし、10代と 20代のほかに、「その他」 (例えば、区分 コート゛ = 9)が用意されていれば、顧客全体を表現することになる。




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