2021年 1月 1日 ゆく年、く る年 × 閉じる


 

 明けまして おめでとうございます。

ゆく年を振り返って

 昨年は、567禍の一年でしたね。567禍の影響を蒙って、私の会社 (SDI) も定期 セミナー が すべて中止になって、少額ながら確実な収入 (一年のうちの八ヶ月の収入) が ゼロ になってしまい、一年中 ほぼ stay home の状態でした。幸い、単発の仕事が 3つあったのと持続化給付金をもらったので、SDI は なんとか survive しています──今後一年間、仕事が ゼロ でも大丈夫な体質にしてあります。ただ、世間では、沈滞した一年でしたね。なんとか今年は、世間も SDI も元の状態に戻ってほしいと願っています。567禍以前にも私は そもそも一年のほとんどを stay home 状態だったので、生活自体は大きく変わった訳ではないです。

 昨年、わが家の最大の出来事だったのは、息子 (長男) が結婚したことでした。息子は仕事の都合上 (海上自衛隊、「いずも」 乗艦)、2月 22日に先に入籍していました。そして、結婚式は 11月29日、京都の上賀茂神社で挙げました。上賀茂神社で式を挙げることが お嫁さんの小さい時からの希望だったそうです。567禍の中、11月に結婚式を執り行えるのか心配していたのですが、なんとか (自粛警報がでる第三波の前だったので) 挙げることができました。結婚式での花嫁さんの白無垢姿は、とても きれいだった。そして、披露宴での息子の儀仗服姿も立派だった。まさか息子が国宝の神殿で結婚式を挙げるとは思ってもいなかったし、私も生まれて初めて モーニング・スーツ を着ました。上賀茂神社は国宝・重要文化財の建物が多く境内は火気厳禁なので、式場に付帯する披露宴会場がない。披露宴は、近くのこぢんまりした料亭で催されました──新郎新婦が店の係と数回会って打ち合わせして、二人の手作りの披露宴でした。披露宴での ウェディング・ケーキ は、空母 「いずも」 を かたどった ケーキ でした。二人とも末永く幸せにね。

 昨年を振り返るために、今、昨年の手帳を見返しているのだけれど、息子の結婚式のほかは さして大きな出来事はなかった。まいにち、学習研究の日々でした。昨年から特に力を入れて学習しはじめたのが英語です。英英辞典 (「新英英辞典」、研究社) と和英辞典 (「初級 コンサイス 和英辞典」「研究社 新和英大辞典 (第五版)」 と 「講談社 和英辞典」) を読み始めて、YouTube で英語の動画を観ています。英英辞典は、基本単語 約5,000語を読破しました。そして、その後、それらの単語の例文を書き出して例文 ノート を作成しています。例文 ノート を作成する際に、他の辞典 (Idiomatic and Syntactic English Dictionary、「ハンディ 英和活用辞典」 と 「ジーニアス 英和大辞典」) から例文を補足 (増補) しています。和英辞典に関しては、当初は順調に読んでいたのですが、五十音順の 「き」 の項目で止めてしまいました。英語例文 ノート は、一回の学習で英英辞典 5ページ を対象にしているのですが、たった 5ページ でも ノート 作成には 4時間 (5ページ のなかに記載されている基本単語が多いときには、5時間) を費やして、その学習と併行して和英辞典を読む時間的な余裕がないので和英辞典を読むのを止めた次第です。

 私の仕事は (事業分析・データ 設計のための) モデル 技術を作ることです。その仕事では、数学 (数学基礎論) や哲学 (分析哲学) が基本技術です。私は そもそも 「文学青年」 の気質が強い。だから、私は文学をはじめとして芸術一般 (音楽、美術など) を好きです。そんな 「文学青年」 が たまたま モデル 論を学習して作ったのが TM です。文学は自然言語を使った記述的意味論の最たるものでしょう、そして数学 (ロジック) は形式言語を使った論理的意味論の典型です。そして、菊池寛氏が言っていたのですが、「作家たるもの外国語の一つくらいはできるようになれ」 と。私が私淑している一人である小林秀雄氏は フランス 語が堪能でした。英文学を専門にしていた文芸批評家たちも多い (たとえば、吉田健一氏、中村光夫氏、桑原武夫氏、外山滋比古氏、江藤淳氏など)。日本文学 (日本語) と英語の表現 (英語) を対比すれば、言語上に現れた (それぞれの国民 [ 文化 ] の) 発想の違いに気づくし、英語という自然言語は冠詞・数・時制・確率・仮定法に敏感なので、形式言語を使うときに役立つ。私は若い頃に英語を使って仕事をしていましたが [ 英語ができなければ仕事ができなかった ]、67歳の今では英語を使って仕事をする機会は全然ない。そんな私が英語を本気で学習しようとしている理由は、あくまで ロジック という一点に向けての学習なのです。その学習を やっと 本気になって取り組みはじめた次第です。W.V.クワイン 氏 (論理学者、哲学者) は、いくつもの言語について造詣が深かった。彼ほどの高才ではない私でも、ロジック を学ぶ学徒として外国語の一つを (私の場合、英語ですが) を習得したい。

 
く る年の抱負

 英語学習を怠ることなく続けることが本年の一番の目標です。70歳までの 3年間、英語の学習に専念するつもりです。

 今年は、新たな著作を出版します。ひさしぶり (10年ぶりの) 出版です、10冊目の著作になります。モデル TM は、或る程度 体系化できたので──TM は バージョン 3.0です──、一区切りとして執筆します。勿論、モデル 論の学習研究は続けていきます。今、ゲーデルの定理を再学習したいと思っているのですが、その学習は ズッと後になるでしょう (英語学習が一段落した 70歳以後になるでしょうね)──正直に言えば、ゲーデルの定理を私は今まで字面を追うことしかできていない、「(ゲーデルの定理を) わかった」 という実感がない。私が世を去るまでに なんとか納得したい著作が三冊あります──その三冊は、「(ゲーデル の) 不完全定理」 「(ウィトゲンシュタイン の) 哲学探究」 と 「(道元禅師の) 正法現蔵」 です。私は今年で 68歳になりますが、平均寿命 (男の平均寿命 80歳) に対比してみれば、私には残された年月が もう少ない。それゆえ、私は、今後、やりたいことしかやらない、わがままな ヤツ と罵られても私は私の興味の赴いたことしかやらない。「光陰矢のごとし」 という言い伝えがありますが、悲しいことに、私は この単純な名言を 67歳になって やっと実感しています。

 皆さんも健康に配慮して、生き生きと生活されることを祈っております。今年は 567禍が沈静して良い年でありますように。





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