▼ 「論理」 の記号一覧 way out >>
記号 意味 読みかた あるいは説明
 同値 
論理的に等しいことを 「同値」 といい、「≡」 を使って表現する。
「p ≡ q」 (p と q は論理的に等しい。)
p と ¬p(論理的)
否定
(1) 命題 p の (論理的) 否定は、「¬p」 を使って表現する。

(2) 「p ∨ ¬p」 は、集合論の 「P ∪ 〜P」 と同値である。

∧ と ∨「連言」

「選言」

(1) p ∧ q (p AND q)

  2つの命題 (p と q) が AND で結ばれた形を 「連言」 という。
  「論理積」 ともいう。
  「p∧q」 は、集合論の 「P∩Q」 と同値である。

(2) p ∨ q (p OR q)

  2つの命題 (p と q) が OR で結ばれた形を 「選言」 という。
  「論理和」 ともいう。
  「p ∨ q」 は、集合論の 「P ∪ Q」 と同値である。

 ⇒ 「仮言」
(1) 「ならば」 は 「⇒」 を使って記述される。
  「ならば」 を使って形成 された命題を 「仮言命題」 という。

(2) 「ならば (⇒)」 は、「AND」 と 「OR」 を使って表現できる。
  p ⇒ q ≡ ¬(p ∧ ¬ q) ≡ ¬p ∨ q。

(3)「p ⇒ q」 は、集合論の 「p ∈ q」 と同値である。

∀ と ∃「すべて」 

「いくつか」

(1) ∀xP (x) は、全ての x は性質 P をもつことをいう。
  (∀は all の略。)

(2) ∃xP (x) は、性質 P をもつ(幾つかの)x が存在することをいう。
  (∃は existential の略。)

p ∨ ¬p

p ∧ ¬p

「排中律」

「矛盾律」

(1) p と ¬p の選言 (p ∨ ¬p) を 「排中律」 という。

(2) p と ¬p の連言 (p ∧ ¬p) を 「矛盾律」 という。

[ 注意 ] 以上のほかにも、基本的な用語として、「トートロジー」 や 「証明可能」 や 「モーダス・ポーネンス」 などがありますが、数学基礎論・論理学の書物・論文を読まないのであれば、そういう用語を目にすることはないでしょうから、最低限の知識として、上述した 「基本的な用語」 を覚えておけばよいでしょう。なお、もっと詳細な勉強をしたい人々は、拙著 「論理 データベース 論考」 の 「理論編」 を参照して下さい。
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