2006年 3月 1日 作成 製造原価 >> 目次 (テーマ ごと)
2010年 6月 1日 補遺  

 

 
━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1) 「複数の」 製造原価
(2) 原価の構成項目

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1. 製品 コスト の目的

 製品 コスト の管理を 1つの モジュール にする目的は以下の諸点にある。

 (1) コスト を シミュレーション する。
 (2) 設計変更、製造方法の改善および 「製造か購入か」 の意思決定の変更などの影響を試算できる。
 (3) 在庫の正確な価額を決める。

 
2. 「複数の」 製造原価

 製造原価を、複数、用意すればよい。
 複数の原価を使うことができるということは、予算原価と現在使っている標準原価を使い分けることができるので、予算原価は、在庫を評価するときや販売品の原価を決定するときの標準原価として使い、現在の標準原価は、会計年度中に生じた設計変更や製造方法の改善や新しい技術導入を反映する原価として使えばよい。複数の原価の 1つは凍結標準原価すなわち予算原価とすればよい。この原価は、財務報告用の棚卸資産評価および商品の販売価格算定のために使われる。また、予実対比の基準としても使用される。
 複数の原価を使うことができるということは、製品 コスト の シミュレーション ができるということである。

 
3. 原価の構成項目

 原価の構成項目は以下のように細分化される。

 (1) 原材料費
 (2) 労務費
 (3) 段取り コスト
 (4) 変動間接費
 (5) 固定間接費
 (6) 外注費
 (7) 資材間接費



[ 補遺 ] (2010年 6月 1日)

 取り立てて補遺はいらないでしょう。





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