2005年12月 1日 作成 工程管理 (ディスパッチ 法) >> 目次 (作成日順)
2010年 3月 1日 補遺  

 

 
━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ディスパッチ 法 (dispatching)

 (1) ディスパッチ・リスト
 (2) 作業伝票、移動票、出庫票
 (3) 優先度の変更

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1. ディスパッチ・リスト

 ディスパッチ・リスト の具体例については、すでに述べてきた (9月16日を参照されたい)。

 プライオリティ は、ディスパッチ・リスト を使って現場に伝達される。
 ディスパッチ とは 「作業の割り当て」 のことである。

 (1) ディスパッチ・リストでは、シ゛ョフ゛ を着手順 (プライオリティ 順) に並べてある。
 (2) ディスパッチ・リスト は、ワークセンタ- ごとに、まいにち、提示される。
 (3) 遅延見込報告と対比しながら プライオリティ を コントロール する。

 
2. 作業票、移動票、出庫票

 ディスパッチ の代表的な帳票が以下の帳票である。

 (1) 作業票
 (2) 移動票
 (3) 出庫票

 作業票は作業者に対して提示され、
 移動票は運搬工に対して提示され、
 出庫票は倉庫係に対して提示され、作業着手が指示される。

 なお、差立ては作業実績の報告にも用いられる。

 
3. 優先度の変更

 コンピュータ から出力される情報は計画上の優先度である。
 実際の工場では、優先度を変更しなければならないことがある。
 例えば、治工具の準備が間に合わないので、あとの仕事を先行するとか、ロット まとめを変更するとか。
 実際の優先度を伝達するのが ディスパッチ・リスト である。



[ 補遺 ] (2010年 3月 1日)

 取り立てて補遺はいらないでしょう。
 以前に説明した 「工程管理 (ディスパッチ・リスト)」 を参照してください。





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