2003年 6月 1日 キー の定義表 >> 目次 (テーマ ごと)


 
「INDEX-only」 (キー を view として使う やりかた) の準備段階では 「キー の定義表」 を作成する。

 「view」 を使って 「驚異的な」 パフォーマンス を実現することを、前々回 (212 ページ)、述べたが、言い換えれば、キー を 「view」 として使う、ということである。

 ただし、「indexing」 の乱用は、データベース の パフォーマンス を低下してしまう。

 「効果的・効率的」 な 「indexing」 を実現するために、「キー の定義表」 を作成する。

 
「キー の定義表」 は、テーブル ごとに作成する。

 「キーの定義表」 は、以下のような マトリックス 形式である。

  (1) テーブル ごとに、1つの 「キー の定義表」 を作成する。
  (2) 縦列 (column) は 10行とする。

 

  N+M                  
                     
                     
                     


 
[ 参考 ]
 マトリックス のなかの 「N+M」 は、N は native-key の略であり、M は master-key の略である。
 ネイティブ・キー と マスター・キー を、それぞれ、べつにして定義できる データベース もあるが (たとえば、DATACOM/DB)、DB2 も ORACLE も、2つをいっしょにして 「ユニーク・キー」 として扱っているので、本稿では、「N+M」 というふうに 1つとして扱う。
 ただし、DB2 も ORACLE も 「ユニーク・キー」 を強制していない。

 
具体例

 以下の テーブル を例にする。

 受注 { 受注番号、顧客番号 (R)、品目番号 (R)、受注日、受注数 }.

 テーブル の以上の データ 項目を 「キー の定義表」 の横列に転記する (記入する)。

 

受注テーブル N+M                  
 受注番号                    
 顧客番号 (R)                    
 品目番号 (R)                    
 受注日                    
 受注数                    


 
 次回は、「キー の定義表」 の具体的な使いかたを述べる。




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