2005年 2月16日 作成 英作文 >> 目次 (作成日順)
2009年 7月16日 更新  


 英作文は、丁寧に学習したほうが良い、と思う。
 以下に記載する書物を、小生は、(2冊を除いて、) すべて丁寧に──つまり、翻訳対象になっている和文に対して、実際に、自ら、英作文を綴って、模範文 (英文) と対比しながら──読み通している。



[ 読みかた ] (2009年 7月16日)

 言語運用の 4つの ちから (話す・聴く・読む・書く) のなかで、日本人にとって英語では、「聴く」 「書く」 が そうとうに難しいのではないかしら。私は、「聴く」 「書く」 では、そうとうに苦労してきました。「話す」 では、相手が眼前にいるので、たとえ 「カタコト」 英語しか しゃべれないとしても、身振り・手振りをまじえれば、文脈のなかで なんとか思いを伝達できるのですが、相手が眼前にいない文章では、書かれた文が すべて なので、きちんとした [ 文法に従った、論旨の はっきりした ] 文を綴らなければ、思いを伝達することができないので、生半可な英文知識では、きちんとした文を綴ることができないでしょう。したがって、きちんとした文を綴る練習をしなければならない。

 日本人は、英語を しゃべるのが下手だけれども英語を書くのは上手だという俗説が まことしやかに謂われていますが、嘘だと思います。というのは、日本人が綴った英文では、それぞれの単文 (センテンス) は文法を破らないで綴られていますが、パラグラフ の構成 [ 全体の構成 ] という観点でみれば、それぞれの単文が組織的に構成されていない [ 文脈のなかで的確な役割を担っていない ] 状態が多いし、しかも、厳正に謂えば、単文自体も文法どおりに ほんとうに綴られているのかと問えば、怪しい──たとえば、冠詞・数・時制・前置詞などは、日本人の綴った英文では、間違っていることが多い。たとえば、以下の質問をして、自信をもって、「はい」 と返事できるひとは少ないのではないかしら──「あなたは、日本語で、実用文を きちんと綴れますか」。日本人にとって日本語でも作文は難しいでしょう。況や、英語をや。





 ● The Elements of Style、William Strunk Jr. & E.B. White、MACMILLAN

 ● 英語文章読本、松本安弘・松本アイリン 訳、荒竹出版
  [ 上記「The Elements of Style」の翻訳本 ]

 ● 日米共通 文章宝典、デービッド・ランブース (松本安弘・アイリン 訳)、実用新書 B-24

 ● 自信をもって英作文を教える (Basic English のすすめ)、牧 雅夫、北星堂

 ● 英語を書く本 (BASIC ENGLISH の理論と活用)、室 勝・小高一夫、洋販出版

 ● 良い英文を書くための和文英訳の テクニック、岩垣守彦、ジャパン・タイムス

 ● 英作文表現法、荒牧鉄雄、大学書林

 ● 松本亨・英作全集、英友社
   - 第3巻 (Use Active Verbs)
   - 第4巻 (Right Noun, Right Verb)
   - 第7巻 (Say It Idiomatically)
   - 第8巻 (Narrative Writing)

 ● 書く英語 (応用編)、松本亨、英友社刊




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