2004年10月16日 作成 受注生産の生産管理 >> 目次 (テーマ ごと)
2009年 1月16日 補遺  

 

 
1.  受注は、引合・受注選択・受注確定 の 3つの段階を踏んでおこなわれる。

 受注生産の形態は様々あるが--たとえば、大型 プラント を建設する プロジェクト 型の受注生産と、工作機械を汎用的な設備を使って製造する受注生産では、生産管理の形態はちがっているが--生産計画を (見込生産と同じように) 4つの段階として考える。

 (1) 長期生産計画
 (2) 大日程計画
 (3) 中日程計画
 (4) 小日程計画

 
2. 長期生産計画は需要予測に基づいて生産能力を計画する。

 
3. 大日程計画は注文別に生産の開始時期と終了時期をきめ、以下の 3つの計画を作成する。

 (1) 製品計画
 (2) 個別資材計画
 (3) 工程計画

 
4. 中日程計画は 1ヶ月あるいは数ヶ月単位の部門別の生産計画のこという。
  そして、負荷計画 (負荷の山積みと山崩し) が作成される。

 
5. 小日程計画は 1週間以内から 10日程度以内の期間を対象として作られる。
  機械ごと・作業者ことに、時間単位あるいは半日単位として、作成される生産計画である。
  小日程計画の作成は、通常、スケジューリング と呼ばれている。





[ 補遺 ] (2009年 1月16日)

 前回の 「見込生産の生産管理」 に対して、受注生産の形態を記述しただけであって、取り立てて 「補遺」 はいらないでしょう。





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