2005年 3月16日 作成 マスター・スケジュール の対象品目 >> 目次 (テーマ ごと)
2009年 6月16日 補遺  

 

 
1. MRP では、レベル 0 の品目のことを 「製品 アイテム」 と云う。

2. どのような 「製品 アイテム」 を スケジュール の対象にするのか。

 (1) 完成品 [ 見込生産用 (make-to-stock)]
    (ファミリー も対象とする。ファミリー には部品番号を付与する。)

 (2) オプション 品 [ 組立生産用 (assemble-to-customer-orders)]
   (ファミリー も対象とする。ファミリー には部品番号を付与する。)

 (3) 受注品 [ 受注生産用 (make-to-order)]

 (4) 予備品 [ スペアー・パーツ とも云う (spare parts)]

 
┏━<<基準生産計画の基礎情報>>━━━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥

┃ 部品番号、名称などの記述項目(たとえば、leather seatとか)
┃ 基準生産計画番号
┃ 組立 リードタイム (日数)
┃ 実際需要 タイムフェンス (日数)
┃ 計画 タイムフェンス (日数)
┃ ロット・サイズ
┃ 安全在庫 (個数)
┃ 予測の繰り返し (数量、間隔)

┗━━━━━━━━━…………………‥‥‥

 
3. 計画部品表 (プラニング・ビル)

 マスター・スケジュール (基準生産計画) の対象品目を定義したら、以下の構成を、計画部品表を使って記述する。

 (1)見込生産用の構成
 (2)受注生産用の構成

 
 次回は、計画部品表の構造について述べる。





[ 補遺 ] (2009年 6月16日)

 プロダクション・プラン (生産計画) と マスター・スケジュール (基準生産計画、製造計画) の関係について、以前、述べました。プロダクション・プラン の計画期間は、多くの企業では、たいがい、6ヶ月から 18ヶ月くらいを設定しているようです。

 「製品」 の集合体 (aggregate) として、以下の 3つの形態があります。

 (1) 製品 タイプ
 (2) 製品 ファミリー
 (3) 製品 アイテム

 「製品 タイプ」 は、「製品 ファミリー」 の グループ です。「製品 ファミリー」 のなかで、季節性および単位時間あたりの製造 コスト が同じ ファミリー を グループ 化した集合概念です。「製品 ファミリー」 は、「製品 アイテム」 のグループ です。「製品 アイテム」 のなかで、共通の段取り コスト をもつ アイテム を グループ 化した集合概念です。「製品 アイテム」 は、マーケット に投入される最終製品のこと。

 プロダクション・プラン は、「製品 タイプ」 を対象にしていて、個々の 「製品 アイテム」 を対象にしていないことを 以前 (「プロダクション・プラン と マスター・スケジュール」 で) 述べました。「製品 アイテム」 を対象にする製造計画が マスター・スケジュール です。マスター・スケジュール は、製造計画であって、需要を予測するための計画ではないことも 以前 述べました。

 多くの企業では、マスター・スケジュール (MPS) のなかで タイムフェーズ された週に対して、近い将来の部分を 「凍結」 して扱っています。「凍結」 が どの週までかをきめているのが タイムフェンス です。「凍結」 された計画は、「凍結 スケジュール」 とよばれて、原則として、変更が認められない。





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