2003年 3月16日 作成 経営分析 (その 3) [ 簡単な例題 ] >> 目次に もどる
2007年 6月16日 補遺  



 ▼ 経営分析の重立った計算式
 収益性の分析  資本利益率  利益 ÷ 資本
 売上利益率  利益 ÷ 売上高
 使用資本回転率  売上高 ÷ 資本
 流動性の分析  2 対 1 の原則  流動資産 ÷ 流動負債
 酸性試験比率  当座資産 ÷ 流動負債
 安全性の分析  固定比率  固定資産 ÷ 自己資本
 長期固定適合率  固定資産 ÷ (固定負債+自己資本)
 資本構成の分析  資本構成比率  自己資本 ÷ 総資本


 ▼ [ 経営分析の簡単な例題 ]

貸借対照表
 当座資産
 棚卸資産
400 
300 
 買掛金
 支払手形
360 
400 
 流動資産 700   流動負債 700 
 固定資産
 
300   固定負債
 自己資本
100 
200 
 総資産 1,000   総資本 1,000 

損益計算書
 売上高
 売上原価
200 
100 
 
 売上総利益
100 
 販売費及び
 一般管理費
60   
 営業利益
40 
 営業外損益 0   経常利益 40 
以下、省略


経営分析の結果
 収益性の分析  資本利益率   40 ÷ 300 13% 
 売上利益率   40 ÷ 200 20% 
 使用資本回転率  200 ÷ 300 67% 
 流動性の分析  2 対 1 の原則  700 ÷ 700 100% 
 酸性試験比率  400 ÷ 700 57% 
 安全性の分析  固定比率  300 ÷ 200 150% 
 長期固定適合率  300 ÷ (100 + 200) 100% 
 資本構成の分析  資本構成比率  200 ÷ 1,000 20% 
   ● 収益性 (資本利益率) は良いが、流動性に問題点がある。

   ● 資本構成比率が低くて固定比率が高いことが論点になる。



[ 補遺 ] (2007年 6月16日)

 財務諸表 (貸借対照表・損益計算書) は、簡単な練習問題として強引に作ったので、それらの数値が現実味のない点は ご了承のほどを。




  << もどる HOME すすむ >>
  Advanced Learner's