2004年 9月16日 作成 生産形態 >> 目次 (作成日順)
2008年12月16日 補遺  

 

 
1. 組立生産と プロセス 生産

 製品の特性を基準にして、生産形態は以下の 2つに類別できる。

 (1) 組立生産
 (2) プロセス 生産

 この形態は工業の区分に用いられ、(1) を組立工業といい、(2) を装置工業という。組立生産は、多くの部品を組み立て製品を完成する形態である (自動車、建物など)。プロセス 生産は、原材料を加工して製品を生成する形態である (ガソリン、薬品など)。

 
2. 見込生産と受注生産

 製品の企画を基準にして、生産形態は以下の 2つに類別できる。

 (1) 見込生産
 (2) 受注生産

 見込生産は、製品を使う人々が不特定多数なので、生産量の計画は販売量の予測に基づいておこなわれる (自動車、家庭用電気製品など)。受注生産は、製品の使用者が製品を企画して、生産は使用者の注文に基づいておこなわれる (工作機械、船舶、建造物など)。

 
3. 少品種多量生産と多品種少量生産

 製品の種類と生産量を基準にして、生産形態は以下の 2つに類別できる。

 (1) 少品種多量生産
 (2) 多品種少量生産

 
4. 連続生産、個別生産および ロット 生産

 製造工程の特性を基準にして、生産形態は以下の 3つに類別できる。

 (1) 連続生産
 (2) 個別生産
 (3) ロット 生産

 連続生産は、同一の製造工程を用いて連続的に生産する形態である。段取りが少ない。少品種多量生産に対応している形態である。なお、組立工業では、この形態を ライン 生産と呼んでいる。個別生産は、汎用性のある製造工程を用いて多様な製品を製造する。段取りが多い。多品種少量生産に対応している形態である。生産 ロット とは段取り一回あたり生産量のことをいい、ロット は バッチ とも呼ばれる。ロット 生産は、生産 ロット を単位として製品を製造する形態である(バッチ 生産ともいう。)





[ 補遺 ] (2008年12月16日)

 生産形態を形態ごとに分類しているだけであって、取り立てて 「補遺」 はいらないでしょう。





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