2004年10月 1日 作成 見込生産の生産管理 >> 目次 (作成日順)
2009年 1月 1日 補遺  

 
1. 見込生産の生産管理の特徴は以下の点にある。

 (1) 製品計画が作成される。
 (2) 需要予測に基づいて生産計画が作成される。
 (3) 生産計画は段階的に調整され具体化される。
 (4) 生産統制は、進捗・現品・余力を管理して、生産計画を調整する。

 
2. 製品計画は以下の 3つの計画から構成される。

 (1) 製品計画 (設計情報
 (2) 個別資材計画 (加工部品・購買部品・常備部品の区別をする。部品表を作成する。)
 (3) 工程計画 (工程設計と作業設計)

 
3. 生産計画として長期生産能力計画を作成する。
  そして、能力計画を作成して、内作・外作の区別をする。
  生産計画を段階的に調整するために以下の 3つの計画が作成される。

 (1) 大日程計画
 (2) 中日程計画
 (3) 小日程計画

 大日程計画は長期の (半年から 1年を対象とする) 品種別・月別の生産計画である。
 中日程計画は、1ヶ月から 3ヶ月を対象として、1日から 1週間単位で部門別に編成した計画である。
 負荷計画と ロット の計画は中日程計画段階の計画である。
 小日程計画は中日程計画の変更に対応する、日または週ごとの計画修正である。

 
4. 生産統制は、以下の 3つの管理から構成される。

 (1) 進捗管理 (あるいは、進行管理) では、計画が調整される。
 (2) 現品管理では、資材 [ 仕掛品 ] の移動状態が管理される。
 (3) 余力管理では、負荷と能力が調整される。





[ 補遺 ] (2009年 1月 1日)

 前々回の 「生産管理の体系 (情報の作成・変換・伝達)」 に対して、見込生産の形態を適用しただけであって、取り立てて 「補遺」 はいらないでしょう。





  << もどる HOME すすむ >>
  Advanced Learner's