思想の花びら 2013年 3月16日


 ●  アラン (哲学者) のことば

  プラトン がわかるなどというのは、べつに大したことではないので、自分自身が プラトン になり、えっちらおっちら、つまずきながら考えるのでなくてはだめです。網は魚をとるだけです。しかし、海から引き離された魚とは、いったい何ですかね。

 



 ●  亀井勝一郎 (批評家) のことば

  政治でも社会問題でも、何か異常な事件が起るとき、我々の関心は、殆んどその面にのみ集中してしまう。そこだけが極度に拡大される。そして一定の期間を過ぎると、全くそのことを忘れて、今度は別の問題に対して関心を深める。こういう関心とは一体何だろうか。私はそれを現代に固有の 「無関心」 のあらわれだと言いたい。

 


  << もどる HOME すすむ >>
  思想の花びら