思想の花びら 2011年 9月 1日


 ●  ヴァレリー (詩人) のことば

  「飾られた」 文体。文体を飾ること。ありのままの、清潔な文体を書ける人だけが、真に文体を飾ることができる。

 



 ●  亀井勝一郎 (批評家) のことば

  この文明の利器 (ジャーナリズム) は、事物そのものに直接ふれることなしに、事物そのものを見たという錯覚を生ぜしめやすい。(略) 即ち 「性急な裁断による限定」 という形をとる。それは限定であるが故に明快な外観を呈するが、この種の 「明快さ」 に我々現代人は毒されていないだろうか。

 


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