2019年 4月15日 「2.4 関係」 を読む >> 目次に もどる


 本節の記述は 1ページにも満たない簡単な記述です。その要件は、数学上の「関係」 の意味を一般的に述べています。そして、本節は、後に続く詳細な説明 (「6.2 関係の論理法則」) への橋渡しです。

 「関係」(relation) とは──

 (1) 集合 A の元 a と集合 B の元 b が、或る条件 p を満たすとき、これらの元は 「p の関係にある」
   と云い、apb と記述する。

 (2) apb は、p (a, b) と同値である [ apb = p (a, b). ]

 (3) 集合 A1, A2,・・・, An の 「直積」 A1 × A2 ×・・・An の部分集合のことを 「n項関係」 と云う。

 n項のことを タプル (a tuple, n組) と云います。リレーショナル・データベース は n項関係を使い、数学は 通常 2項関係を使います。「直積の部分集合である」 ということを本節では 2項関係を使って説明しています [ その詳細は 「いざない」 を読んでください ]。 □

 




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